栃木市は、栃木県の南部に位置し、西には「三毳山」「太平山」、南には「渡良瀬遊水地」など、県南のシンボル的な自然景観と「巴波川」「永野川」「渡良瀬川」などの豊かな河川を有しています。
三毳(みかも)山
太平山
渡良瀬遊水地
古くは飛鳥時代から平安時代にかけて下野国庁が置かれ、江戸時代には、日光例幣使街道の宿場町として栄えました。
市内を流れる巴波川の舟運を活用した商人町として発展を遂げ、北関東随一の商都と呼ばれました。
現在も街中を流れる巴波川の岸辺には、黒塗りの重厚な見世蔵や板塀、白壁などの歴史的建造物が残っており、映画やテレビドラマなど撮影に使われております。
巴波川
とちぎ蔵の街美術館
農業については、陸の松島と称される太平山やラムサール条約登録湿地となった渡良瀬遊水地など豊かな自然の中、関東平野の肥沃な土地、豊かな河川、長い日照時間などに恵まれ、米麦など土地利用型農業作物の他、ぶどう、いちご、トマト、ニラ等の施設園芸作物も盛んに生産されています。
また、今日ではぶどう、いちご、トマトなどの多くの特産物が「とちぎ小江戸ブランド」として認知され、賑わいを呼んでいます。
肥沃な大地と澄んだ水、冬季の豊富な日照に恵まれた栃木市では、さまざまな高品質なトマト栽培が盛んです。
栃木県は全国1位のいちごの産地です。鮮やかな赤色で大粒の甘さの多い、「とちおとめ」の他、平成24年にはより大玉で甘い「スカイベリー」が登場しました。
栽培に適した気候風土を生かし、1年を通じて、栄養たっぷりでスタミナ抜群、甘味があり風味のよいニラ栽培が盛んです。
太陽の光をまんべんなく受けて育ったブドウは、大粒で甘く風味豊かでみずみずしくとても良いと評判です。
一頭一頭清潔な環境で丹精込めて育てた黒毛和牛は、サシの入った風味豊かな味は絶品です。生育に適した飼育環境と、こだわりの飼料により、安全・安心で良質な肉豚生産も盛んです。